先日3歳のお子様をお持ちのお母様からお電話がありました。
“CTP6冊絵本を購入したものですが、子供がとても気にいっている様子です。 これから先どのように進めて行ったら良いのでしょうか。今はだた音声をかけて聞き流しております。・・・私は英語が出来ません。”
このような質問は本当に多いのですが、正しい答えはございません。なぜなら私はそのお子様を知りません。お母様も知りません。 そのおうちの環境も知りません。
しかし、いつもお答えして納得していただける回答がございます。
まずお子様の年齢を確かめます。今回のお子様は3歳です。いろいろなことを日本語ではかなり理解している年頃です。
“日本語の絵本もお見せしますよね。その時お母様はCDをかけますか?かけませんよね。お母様が読んであげますよね。 日本語の絵本をCDをかけて聞き流したりしませんよね。それと全く同じです。ただ文章が英語ですので、正しく発音できないのでお母様が読む代わりにCDを使ってください、ということなのです。
お子様のご機嫌のいいとき、または一日のスケジュールで決めた絵本タイム、10分、15分でもいいのです。お母様がそばにいて絵本を一緒にめくってあげてください。そして時にはお子様と一緒に絵本を読むことをしてください。とても簡単な文章ですが優れた表現がたくさん入っています!
そしてもう一つ、よくご質問を頂くのが「6冊一度に見せて良いのでしょうか?」
お子様に日本語の絵本を与えるときに6冊全部見せますか?1冊づつですね。全部見せてしまうと一時に興味は示しますが、興味のないものはそのまま見まくなってしまいます。
とてももったいないことです。
ですからお子様が興味を示しそうな絵本を選ぶのはお母様なのです。ミセス・ミヤコではないのです。興味を示しましたらなるべる長く使うことです。これが大事です。 お母様はこの努力だけはしてください。また興味を示さなかったら、すぐ引っ込めてください。いずれまた見せる機会を作ればいいのです。
大事なことはお子様の「お気に入り」の本を見つけることです。 気に入ったらお子様は何回も、何回も見ます、聞きます、読みますよね。
そして最後に「読みっぱなし」、「聞きっぱなし」では十分でないのですよ。最後に「書く」を加える事で意味がしっかり定着させてください。
この度、何年も前から先生方やお母様からご要望のあったワークシートをレベル1の48冊に作りました。
絵本の内容の絵を塗ったり、文字を探したり、文書を読んだり色々なお子様に合うようにバラエティーに富んだワークシートです。
小さい子が絵を「描く」ことは、文字を「書く」ことと同じ意味があるのです。アメリカの幼稚園生でもたくさん絵を描いて少し単語も書いております。 3歳から使えるワークシートは「絵本の内容を理解させる」ための確かな教材ですよ。”
と長くお話して納得していただきました。